広島のマツダミュージアムにMAZDA 787Bを見に行く
先日の広島と呉の旅では、マツダミュージアムに鎮座するMAZDA 787Bを見るのが目的の一つでした。いつぞやカーグラフィックTVで787Bのレストア作業を観てから、ぜひ間近で見てみたいものだと思ってから早数年。今回念願が叶いました。
マツダミュージアムは、広島のマツダ本社にあり、事前申し込みをすれば無料で見学ができます。見学時間は約1時間半。
マツダ本社はJR広島駅から一駅のところにありますが、本社まで駅から少し歩くため、今回は広島駅前からバスで行きました。
見学当日は15分前までに本社受付に集合します。受付をすませると、見学のバスがやってくるので、これに乗って少し離れたミュージアムまで移動します。大体5分くらい?でミュージアムに到着。案内の女性スタッフが館内を案内してくれます。
始めにマツダのプロモーションビデオ上映があります。企業の歴史などを紹介するイメージビデオ。大和ミュージアムで流れていたのと同じものだと思います。
ビデオ鑑賞が終わるといよいよ車の展示エリアに行きます。787Bはまだか。
マツダの黎明期を支えた名車たちを眺めながらずんずんと奥に進んでいきます。
あった!
漸くお目当ての787Bと近くで対面。懐かしのレナウンカラー。かっこE。
ぐるっとリアに回り込んでみることが出来ます。リアの処理もきれいですね。
787Bのロータリーエンジンも展示されていました。工業製品独特の美しさ。
これは堪らん。
見学ツアーは他のお客様もいるので、案内のスタッフはずんずんと説明を進めていくのですが、一部マニアはそっちのけで787Bにかぶりつき撮影。
787B以外の展示として面白かったのは、歴代の市販車に搭載していたロータリーエンジンの展示です。排気量アップに伴いローター数が徐々に増えていき、エンジンそのものが大きくなっていくことが良く理解できました。
最初のころのロータリーエンジン。かなり小ぶりなエンジンでした。
コスモスポーツではローター数が増えて二回りほどボリュームアップ。
これは4ローター。かなりでかい。
ロータリーエンジンのカットモデルもあります。グルグル、滑らかにローターが回ります。
見学ツアーには市販車を組み立てているU1組み立てラインの見学も含まれてます。
写真撮影禁止だったので写真はありませんが、このライン見学もとても面白いものでした。一つのラインで複数の異なる車種を組み立てていく様子が間近で見ることが出来、この日はロードスター>CX-3>フィアット アバルト124ロードスターなどが同じライン上で順々に組み立てられていました。分かってはいましたが、イタリアメーカーのフィアットアバルト124ロードスターが広島で、目の前で組み立てられている様子は本当に不思議な感じがします。
最後にマツダのRX-8ベースの水素自動車などを見てミュージアム入口に戻るとツアーは終了。あっという間です。
しかし787Bの実物はカッコよかったです。2012年に富士スピードウェイでデモ走行を見た時の思い出が蘇ってきました。その車を間近で見れて眼福。
ちなみにミュージアムには欧米人の方も来られてましたが、スタッフの説明は今回日本語のみでした。多言語対応するともっと多くの外国の方にも喜んで来ていただけるでしょうね。
787B目当てでいったマツダミュージアムでしたが、見どころ満載で非常に楽しめました。念願の787Bも拝めたし。お勧めです。また行きたいなー。