読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々のあれやこれや

旅行や買ったものなどをつらつら書いていきます

礼文島シーカヤックツアーに参加 2016年7月16日-20日

2年前に知床エクスペディションで知り合った方が、地元である礼文島に於いてシーカヤックガイドを始めたと伺ったので早速ツアーに参加してきました。

rebun.jimdo.com

 

東京からだと稚内空港稚内港>礼文島というルートになります。最北端の島というイメージからものすごく遠い場所という感じがしますが、実際は意外と近いのです。 午後休みとって羽田から行くとかできそう。

稚内から礼文島には

ハートランドフェリー|利尻島・礼文島、奥尻島を結ぶフェリー航路

で行きます。フェリーから見た島は写真でみたアイルランドの海岸線を彷彿とさせる大地が連なるとても美しい島でした。

礼文島について|礼文島観光協会

 

ツアー参加には事前にHPにあるアドレス宛にメールで参加希望を伝えます。すると数日後ツアーの空き状況とともに参加受付の旨返信が貰えます。

ツアー料金にはシーカヤック、パドル、テント、食事が含まれていたたため、次のものを持参しました。

  • 寝袋とマット
  • シーカヤックを漕ぐときの服装(パドリングシューズとウェア、雨具)
  • 上陸時の服(トレッキング出来ているウェアとダウン)と靴(クロックス)
  • ヘッドライト
  • サングラス
  • 荷物を入れる防水袋
  • お酒とおつまみ(現地調達)

 

Day1 

当日の待ち合わせは夕方5時頃、礼文島の香深(かふか)フェリー乗り場前で。

最近改修されたようで清潔で近代的なターミナルでした。

f:id:alfaduca:20160818153530j:plain

ターミナルでガイドさんと合流後、車で町でキャンプ中の酒やつまみの買い出しをして、この日はガイドさんの家に泊まり、夕食時に翌日からの段取りの説明を受けます。今回のツアーは4泊5日(漕ぐのは3泊4日)で海岸でキャンプをしながら礼文島西海岸を漕ぎます。ガイドさん曰く、漕ぎなれた人なら2日で漕げる距離とのことですが、途中風が強いと停滞することがあるため3泊4日の設定になっています。実際今回風が強い箇所があり2日の停滞を余儀なくされたため、この日程は余裕を持った良い設定だと思いました。

 

Day 2

いよいよツアー開始です。今回は島の北端 スコトン岬から出発します。

島の地図 > http://www.rebun-island.jp/welcome/trekking.pdf

風も殆どなく非常に良いコンディションです。レンタルのシーカヤックが真新しいw

ガイドさんと一緒にキャンプ道具や食料をシーカヤックに積みこみます。

f:id:alfaduca:20160818155510j:plain

出発、ドキドキします。島を左に見ながらカヤックは北の海を進みます。以前行った知床半島と比べると低い山ですが、緑が美しい海岸線。この日は海のコンディションが良く、澄海岬(スカイみさき)をかすめ、宇遠内(ウエンナイ)まで漕ぎ進みました。

f:id:alfaduca:20160818162818j:plain

f:id:alfaduca:20160818162824j:plain

透明度の高い礼文の海。

f:id:alfaduca:20160818163003j:plain

お昼はトレッキングや観光客で賑わう澄海岬の食堂で天ぷらそば。美味しかったです。

f:id:alfaduca:20160818163606j:plain

f:id:alfaduca:20160818163556j:plain

食事のあと宇遠内に向けて漕ぎ進みます。山の上には雲が覆いかぶさっており、先のほうでは強風が吹き下ろしているのが分かります。

f:id:alfaduca:20160818163852j:plain

f:id:alfaduca:20160818164143j:plain

f:id:alfaduca:20160818164224j:plain

f:id:alfaduca:20160818164303j:plain

礼文島の地層は場所により様々な顔を見せてくれるので地層マニアには堪らない場所かもしれません。刻々と変わる風景を見ながらカヤックは進みます。

f:id:alfaduca:20160818164605j:plain

f:id:alfaduca:20160818164559j:plain

f:id:alfaduca:20160818164610j:plain

f:id:alfaduca:20160818164811j:plain

途中洞窟に入ったり。

f:id:alfaduca:20160818164856j:plain

キャンプ地の宇遠内が見えてきました。宇遠内港のそばには昆布漁師の方々が夏の間住まう小さな集落があります。宇遠内を超えた先が、島で一番風が強く吹き下ろすポイントです。

f:id:alfaduca:20160818165020j:plain

上陸して滝の近くにテントを張ります。

f:id:alfaduca:20160818165656j:plain

f:id:alfaduca:20160818165254j:plain

宇遠内は礼文島トレッキングコースの一部であることから、食堂やバイオトイレが利用できます。

f:id:alfaduca:20160818170122j:plain

f:id:alfaduca:20160818170125j:plain

宇遠内はかつてニシン漁がさかんな港でした。海岸にはニシンを上げるための巻き上げ機の丸い柱を刺した跡や水路が今も残っています。

f:id:alfaduca:20160818170427j:plain

f:id:alfaduca:20160818170515j:plain

夕飯は焚火を熾してガイドさんが作ってくれます。

焚火は海岸を傷めないように持参したトタンの上で立木を燃やします。そうこうするうちに日も暮れ、食事後お酒を飲みながらガイドさんと語り、めいめい就寝しました。

f:id:alfaduca:20160818170752j:plain

f:id:alfaduca:20160818171003j:plain

 

Day3

この日の朝はやや風が強かったのですが予定通り出発。宇遠内の谷から吹き下ろす風はビュービュー吹いており、カヤックは漕いでも漕いでも一向に前に進まず、その場に留まることで精一杯でした。ガイドさんに励まされながら少しずつ漕ぎ進むも、宇遠内港を超えて少し行ったところで風と波に押し戻されて岩礁カヤックが乗り上げ、ひっくり返り海に投げ出されましたが、何とかカヤックの上に戻りガイドさんのアシストを受けながら乗り込無ことが出来ました。このまま進むのは止めたほうが良いと判断し、ほうほうの体で宇遠内のキャンプ地に引き返しました。戻る途中パドルが突風でくるくる回りながら、まるで葉っぱのようにふっ飛ばされましたが、これらすべてが宇遠内の谷から吹き下ろす、衝撃波のような突風のせいです。谷から風が吹き下ろすと海面がざわつき、その後ビュッと短く強い圧を突風がやってきます。この日はこの風が終始吹いていたため、ガイドさんの判断で宇遠内で停滞することになりました。

 (シーカヤックがひっくり返ることはめったにありませんが、この突風だけは私の技量ではいかんともしがたく、風の弱まった日に改めて進むことになりました。)

 

月を見ながら宇遠内の夜は更けていく。

f:id:alfaduca:20160818172409j:plain

 

Day4

この日も風が強く早々に停滞が決定。日中ガイドさんに連れられて宇遠内の谷から山歩きをしました。礼文島は夏の花が有名で、ところどころにキレイな花が咲いています。

f:id:alfaduca:20160818172809j:plain

宇遠内の谷。ここを風が通ることで、海面に強い風が吹きます。(赤い小屋のある先が海)

f:id:alfaduca:20160818172919j:plain

f:id:alfaduca:20160818173016j:plain

この日も山の上では雲が激しく動いていました。

f:id:alfaduca:20160818173338j:plain

宇遠内の集落には数軒の昆布漁師の方々が夏の間だけ漁をしています。ウエンナイ食堂は昆布漁師のご夫婦が営む食堂で、トレッキングの休憩所になっています。もともとは小樽で学習塾をやっていたというご夫婦が経営されており、夏の間だけ昆布漁と食堂をやって、それ以外は小樽にいるそうです。スローライフのお手本のよう。

話好きのウエンナイ食堂の奥様。2日間の停滞中とてもお世話になりました。ウエンナイ食堂では食事以外にもボートクルージングもやっています。

f:id:alfaduca:20160818173940j:plain

 

 Day5

最終日ようやく風が収まったので、早朝宇遠内のキャンプ地を出発。

この日一日でゴールである島の南端にある”知床”へと向かいます。

f:id:alfaduca:20160818180109j:plain

2日前さんざんだった宇遠内港先も問題なく通過し、順調に進んでいきます。

f:id:alfaduca:20160818180116j:plain

f:id:alfaduca:20160818180131j:plain

f:id:alfaduca:20160818180136j:plain

f:id:alfaduca:20160818180235j:plain

途中、浜に上がり休憩。本当にのんびりした良い島です。

f:id:alfaduca:20160818181121j:plain

昼食がてら再度休憩。ラーメンをいただきました。

f:id:alfaduca:20160818181409j:plain

f:id:alfaduca:20160818181419j:plain

昼食後再び漕ぎだし。地蔵岩を見ながら。

f:id:alfaduca:20160818184007j:plain

桃岩を通り

f:id:alfaduca:20160818184045j:plain

f:id:alfaduca:20160818184105j:plain

猫岩を通過。海鳥がこちらを見ています。

f:id:alfaduca:20160818181243j:plain

f:id:alfaduca:20160818181248j:plain

のっぺりした海面。気持ちいい。

f:id:alfaduca:20160818181520j:plain

水面に何か出ている思ったら、アザラシが20頭程いました。警戒心が強く、近くへ行くと逃げますが、離れたところから興味津々にこちらを見ています。

f:id:alfaduca:20160818181532j:plain

アザラシと戯れながら、漕ぎ進むといよいよゴールの知床が近づいてきました。

知床の先には利尻島利尻岳が見えます。

f:id:alfaduca:20160818181800j:plain

ゴールの知床に到着。沿岸では漁師の方が漁をしているので邪魔にならないよう速やかに撤収。道路にカヤックと荷物を上げます。

f:id:alfaduca:20160818181956j:plain

f:id:alfaduca:20160818183826j:plain

カヤックを車に積み込み、今回のツアーは無事終了。

f:id:alfaduca:20160818181857j:plain

着替えがてらフェリー乗り場近くの温泉へ。

礼文島温泉、うすゆきの湯

5日間の汗と疲れを温泉で流し、荷物をピックアップした後フェリー乗り場までガイドさんに送っていただきました。

フェリーを待つ間、ターミナルの食堂にて生ビールと軍艦ウニ、塩辛で乾杯。

f:id:alfaduca:20160818184954j:plain

 

今回のツアーでは、ガイドさんの適切なフォローで安心して礼文島の美しい風景を海側から終始堪能できました。ツアーでは参加者の技量と1日で漕げる距離を見ながら替えるそうで、私の時は1日目で宇遠内まで行きましたが、そこまで漕げない場合は、小刻みにキャンプをしながら進むそうです。また文中で触れたとおり、風が非常に強い箇所がいくつかあるため、その時の状況によっても柔軟に対応するとのこと。漕ぐ距離はやや短いツアーですが、最北端の島をシーカヤックで漕ぎ進み、まるで日本でないような景色を海側から見られるのは本当に素晴らしい体験でした。宇遠内の激しい突風も他ではなかなか出会えないものでしたし。礼文島はお盆を過ぎると秋を迎えます。礼文島の短い夏を楽しむには礼文島シーカヤックツアーをお勧めします。

ああ、また行きたいなー。

rebun.jimdo.com